〜夜景〜

その日の夜はすこし雪が降りてきていた
気付くと僕は工場の灯りをぼんやりと見つめていた
季節はもう11月にもなろうかというのに
僕は薄黒のTシャツとハーフパンツと言う恰好だった

『恒輝!』

ゆかりの声がしたかと思ったが、僕は振り向く事をしなかった
オレンジ色の工場の灯りが薄暗い夜へと溶け出している様だった

 

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